生物多様性保全「愛知目標」達成できず、世界で森林減少、種の絶滅が進行中

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 共同通信[1]によると、生物多様性保全の2011-2020戦略計画であった「愛知目標」[2]が達成できなかったとする報告書が、国連の生物多様性条約事務局CBD(モントリオール)[3]より15日に公表された。目標は今年が期限で20項目からなり、14項目は「達成できなかった」と評価、外来種対策や保護区の設定など6項目が「一部達成」とされるに留まった。

 気候変動の悪化により生物多様性は今後は、さらに消われる恐れがある。2021年5月に中国北京で開催される同条約約15回締結国会議(COP15)で2030年までの後継目標を決定する予定になっており、各国が対策を強化することできるかどうか注目されている。

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脚注:
1. 共同通信社:2020年9月15日
2. 生物多様性センター「愛知目標」
3. 生物多様性センター「生物多様性条約」